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【プロ野球】

館山が初の打撃投手 小川監督「1段階上がった」

2014年2月12日 紙面から

打撃投手に登板したヤクルトの館山=沖縄・浦添運動公園で(梅津忠之撮影)

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 開幕に向け、エースがまた1つ階段を上った。昨年4月12日に右肘靱帯(じんたい)再建手術を受けたヤクルトの館山昌平投手(32)が11日、沖縄・浦添キャンプで手術後初の打撃投手を務めた。42球を投げて安打性の当たりは2本。順調な回復ぶりを見せつけた。

 自分に厳しい右腕は「打撃投手に入る以上、もっといい球を投げたかった。体をもう少し使って投げられた。まだ余力が残っていて物足りない」と不満顔だったが、小川監督は「しっかり腕を振って投げきれていた。打者に向かって投げたことで、段階を1つ上がったと判断していいと思う」と、ひと安心のようだ。

 朝のアップ途中にチームを離れ、別メニューで入念に準備。立ち投げで40球の後、20球で肩をつくり、ミレッジと森岡のフリー打撃に投げた後、ブルペンで内外角に10球ずつ投げ分けた。森岡は「確かめながら投げている感じだったが、見逃した球はドンと来て手が出なかった。チェンジアップはシュートしながらすとんと落ちた。(回復ぶりは)超人ですね」と、感心しきりだった。

 ネット裏の巨人・中里スコアラーは「1軍キャンプなのは暖かい沖縄でリハビリだと思っていたら、他の投手と同じペースで仕上げてきていることにびっくり。術後1年未満とは全く思えない。開幕に間に合うと思っていないといけない」と要警戒マークを付けた。阪神・飯田スコアラーも「まだこの時期だから100%の力じゃないだろうが、問題なさそう」と、戦力分析に修正を加えたようだった。 (竹村和佳子)

 

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