中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

森がローテ強烈アピール 紅白戦で2イニング無失点

2014年2月12日 紙面から

紅白戦で2イニングを投げ、好投した森=沖縄・久米島野球場で(市川和宏撮影)

写真

 先発ローテに一歩前進だ。楽天の高卒2年目、森雄大投手(19)が11日の紅白戦で首脳陣に猛アピール。白組の先発として2イニングを無失点に抑え、星野仙一監督(67)も「楽しみやな」と納得の表情を浮かべた。

 同じドラフト1位として1歳下の新人、松井裕(桐光学園)には負けられない。前日まで3日連続でブルペン入りしていたライバルが軽めの調整に留める中で、もう1人の期待の左腕が輝いた。

 「緊張はあった」という今キャンプ初の実戦にも、気後れすることなく思い切り腕を振る。後藤には甘く入った速球を中前に運ばれたが、それ以外の5人はいずれもポップフライ。球団スタッフの計測では、最速145キロをマークした。

 「思っていたよりも速かったですね。ボールが高めに浮いていると思われるかもしれませんが、自分では高めの直球でフライのアウトを取れたのは良かった。ゼロに抑えたので合格点です」

 そう振り返る森を指揮官は「ブルペンに近いボールを投げていた」と評価。「やられても、やられても、チャンスを与える。経験だからな」と、久米島から沖縄本島に移動する14日以降も1軍で対外試合のマウンドを踏ませることを明言した。

 ルーキーイヤーの昨季は、体づくりに主眼を置いた。体重は4キロ増量。身長も入団時より1センチ伸びた。まだ成長が続く若ワシは「(日本ハムの)吉川さんのような先発完投型の投手になりたい」と、2年前のパMVP左腕を目標に設定。絶対エースの田中が抜けた穴を松井裕とともに埋める決意だ。 (井上学)

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ