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河野氏 「河野談話」継承必要性を強調=韓国大使と会談

【東京聯合ニュース】韓国の李丙ギ(イ・ビョンギ)駐日大使は14日、旧日本軍の慰安婦をめぐる強制性を認めた「河野談話」(1993年)を発表した河野洋平元官房長官の事務所を訪れ、両国関係の改善策などについて意見を交換した。在日韓国大使館が伝えた。

 李大使は安倍晋三首相の靖国神社参拝により、両国関係の改善に向けた環境づくりが困難になったと指摘し、北東アジアの平和のため、指導者の賢明で勇気のある判断が必要との認識を明らかにした。慰安婦問題については、河野談話の精神に基づいた早急な解決を強調した。

 河野氏は談話に言及し、発表当時の気持ちや判断に揺るぎはないと述べ、河野談話と植民地支配に反省と謝罪を表明した村山富市首相談話の継承の必要性に共感した。冷え込んでいる両国関係について「非常に残念」とした上で、両国関係の発展のために取り組む考えを示した。

 朴槿恵(パク・クンへ)大統領は新年会見で、両談話の継承を安倍政権に求めた。米CNNテレビと行ったインタビューでは、「これまで韓日関係が発展してきたのは日本の指導者が河野、村山談話などを通じて正しい歴史認識を示してくれたため可能だった」とした上で、「今の指導者たちも談話を継承することを明確にし、真意が疑われる言動を控えてほしい」と述べた。

 安倍首相は第1次政権の際、「軍や官憲によるいわゆる強制連行を直接示すような記述も見当たらなかった」とする政府答弁書を閣議決定した。第2次政権発足前は河野談話の見直しについて言及した。就任後は歴代内閣の立場を継承するとして河野談話を否定しないとの姿勢を示唆したが、保守系メディアなどで談話の見直しを主張しており、談話の「運命」は不透明なままだ。

kimchiboxs@yna.co.kr