スタートアップ投資が昨年頭くらいから盛り上がっていますねー。サムライインキュベートさんとネットエイジさんが目立っているんですが、調べてみたらそれだけじゃなくてビックリしました。個人投資家なども活躍しててもうこんがらがってきたよー。
【スタートアップVC】
■Samurai Incubate Inc.
http://www.samurai-incubate.asia/アクシヴドットコム(現voyage group)で創業期より参画して活躍されていた榊原健太郎さんが代表をつとめるスタートアップ専門のベンチャーキャピタル。とにかくアグレッシブで行動的で、その活躍は業界の注目。業界の人と話すと「いやー、しかし榊原さんは元気だよね」という話に必ずなるくらい。投資先も多く、ポートフォリオ管理が大変そう。Samurai Incubateさん主催のSVS(第3回)にパネリストとして参加した時に、他のステージでネットエイジ西川さんなどもいたのですが、壇上で「そんなに投資先あるの?凄いな」と感想をもらしてました。
投資先は「一過性のものではなく、ビジネスモデル自体の新しさや継続性、そして経営者の人柄」を重視しているようで、第一号ファンドの出資先7社はほぼ全て増資や買収されたそうです。投資回収率も相当高いのが凄いところ。有名どころだと、KDDI傘下medibaに買収されたノボットさんなど。インキュベーション施設有り。
■NetAge
http://www.netage.co.jp/言わずと知れた「ビットバレー構想」で有名な西川潔さんが代表をつとめる伝説的キャピタル。アドバイザー陣も豪華です。前ネットエイジ(現ngi group)の一線級から退いた後、万を持して昨年頭くらいから再び表に出てきました。かつてmixiを育てたその眼力には定評があり、西川さん個人でも数多くの投資をしているようです。インキュベーション施設有り。
投資先で有名なのは「pray for japan」や「すごい時間割」のLabitさん。
■サイバーエージェント・ベンチャーズ
http://cyberagentventures.com/サイバーエージェントを支え続けたといわれるVC部門。積極的な投資で業界では有名。昨年8月にスタートアップ向けのファンドを組み、最近はスタートアップ企業への投資を積極的に行っているように見受けられる。インキュベーション施設有り。
■その他
CAグループのvoyage groupもスタートアップ向けのVCを昨年より始めています。オフィス内にインキュベーション施設も併設し、growさんなどが利用しているみたいです。またかつてはベトナム方面の投資や国内ソーシャルゲーム系企業(gumiや空飛ぶ等)のスタートアップに投資してたinsproutも見逃せない。かなりの投資回収率だと思われる。最近積極的なのはサイブリッジ。業界の有名人松山大河さんのクロノスファンドも高い投資実績を誇る。家入さんが立ち上げたスタートアップ向けのVC「partyfactory」の取締役にも名を連ねているのはビックリしました。ネットプライスも積極的なようです。
【個人投資家】
ペパボ創業者の家入さんの動きが相当派手で凄いなぁと。業界内でも「家入さんは凄い」と話題になっていました。『宅麺』のグルメイノベーションさん、オールクーポンジャパンさん、ファンアプリさん、wondershake Inc.さん、Labit Inc.など話題のスタートアップ企業に軒並み投資している。
『美人時計』創業者の早剛史さんも数多くの人気銘柄に投資している。家入さん、早さん、松山さんの組が揃って投資している企業が多いきがします。仲が良いのかなぁ。
DeNA創業者川田尚吾さんも数多くの有望スタートアップ企業に投資をしているみたいです。
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でもなんでスタートアップ投資が流行ってるのか?それはローリスクハイリターンが見込めるってのももちろんあるだろうけど、ベンチャーキャピタルや投資家が「次世代育成」に対して使命感を持ってやり始めたってのもあるのかな。一発狙いのとこも当然あるだろうけど。なので、スタートアップ企業さんはVCや投資家が何を考えているかをしっかり見極めた方がいいと思いますよー。
しかし、上記VCや投資家さんは基本的に僕と同じ76世代もしくはその上の世代の方なわけで、スタートアップの若者(20歳前後の大学生から25歳くらいの人)達とコミュニケーションするってのは単純に凄いなぁって思う。若者の情熱と目線を合わせ、若者の甘さを寛容に受け止める力が必要だと思うのです。いやはや・・・。
【おまけ】
ふんわり相関図。
http://takanoridayo.blog.shinobi.jp/Entry/5/スタートアップ投資をふんわりと調べたお