大地と水の恵みをいかしてつくられているビール。
ここでは、そんな豊かな自然に育まれた原料についてご紹介します。
ビールの味や香り、色などは、おもに大麦からつくる麦芽から生まれます。麦芽には、乾燥のさせかたにより淡色麦芽、カラメル麦芽、ファルブ麦芽などの種類があり、ビールの色や香りの特徴づけに使用されます。
淡色麦芽 |
カラメル麦芽 |
ファルブ麦芽 |
ビールの芳香とほどよい苦みを生みだすホップは、アサ科のつる性多年草です。ビールの泡立ちを良くする、ビールを澄んだものにする、雑菌の繁殖を抑えるといった効果があり、ビールにはなくてはならない存在です。
麦芽やホップ以外の原料として米とコーン、スターチなどがあり、副原料と呼ばれています。米はビールの風味を向上させ、日本人のし好に合った味に麦汁成分を調整する役目をします。
一般的なビールの90%以上は水です。そのため、水の品質はビールづくりにとって非常に重要です。衛生的で安全であることや、水としてのおいしさはもろちんです。原料のうま味を充分に引きだし、品質の高いビールが出来ることが求められるため、キリンビールでは独自の検査項目を設けて、ビールづくりに使用する水を磨いています。