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東京都知事選では12人が没収 「供託金」は何のためにあるの?

THE PAGE 2月10日(月)12時27分配信

没収された供託金はどうなる?

 なぜこのような制度があるのでしょうか。端的にいうと、立候補者の乱立を防ぐため。特に、都知事選のように注目度が高い選挙では、中には売名目的の立候補も想定されます。こうした出馬を減らし、有権者が選びやすい環境を整えようというのが供託金の目的です。

 ちなみに、2011年の統一地方選挙で行われた都知事選では、現職の石原慎太郎氏の対抗馬として、元宮崎県知事の東国原英夫氏、ワタミの創業者・渡辺美樹氏など、11人が立候補者しました。このうち、有効投票数の10分の1を獲得できたのは4人。残る7人は供託金を没収されたので、2100万円が都に納められました。

 国や地方自治体が選挙を行うと、ポスターの立て看板設置や選挙公報の配布、投票用紙の発送、さらに投票所の設置や職員への手当など、膨大な費用がかかります。没収された供託金でそのすべてをカバーすることはできませんが、その一部をまかなう費用として有効活用されるなど、税金と同じように扱われます。

(宮脇 淳/ノオト)

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最終更新:2月10日(月)16時25分

THE PAGE

 

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