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【社会】

自宅で女性刺され死亡 殺人容疑 元同居男を逮捕

 十日午前十時ごろ、東京都武蔵村山市伊奈平六のマンションで、二階に住む小林陽子さん(35)が自宅で首や腹などを刺され、血を流して倒れているのを東大和署員が見つけた。小林さんは病院に運ばれたが、死亡が確認された。

 東大和署は殺人容疑で、元同居人の青梅市河辺町八、無職岩井広祐(こうすけ)容疑者(35)を逮捕した。同容疑者は同日午前九時四十分ごろ、小林さんを刺したとして凶器とみられる包丁(刃渡り約二十五センチ)を持って同署に自首してきた。調べに対して「うそをつかれて散々な目にあったので殺害しようと思った」と供述しているという。

 同署の調べでは、岩井容疑者は昨年十月に小林さんと二週間ほど同居した。小林さんは同居解消後の同月二十六日から今月五日にかけて三回にわたり、「岩井容疑者が出て行くときに光熱費や家賃を払わず、鍵や預金通帳も持って行き、返してくれない」などと同署に相談していた。

 岩井容疑者も昨年十一月下旬から十二月上旬にかけて三回、青梅署に「小林さんが鍵を替えた修理代や同居時の家賃など計七万円を支払え、と実家まで押しかけてきて困っている」と相談していた。警視庁生活安全相談センターは「相談内容に生命の危険が感じられる言動はなく、金銭トラブルと判断した両署の対応に問題はない」としている。

 

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