自首の男 殺人容疑で逮捕へ 東京

2月10日 18時28分

１０日午前、東京・武蔵村山市のマンションの部屋で、女性が刃物で刺されて死亡した事件で、「人を刺した」と自首してきた男と女性が以前同居し、金銭トラブルなどで互いのことを警察署に相談していたことが分かりました。
警視庁は、殺人の疑いでまもなく男を逮捕し、動機やいきさつを調べることにしています。

１０日午前９時半すぎ、東京の東大和警察署に男が「人を刺した」と自首し、男の話をもとに警察官が武蔵村山市伊奈平のマンションの２階の部屋に駆けつけたところ、住人とみられる３０代の女性が首や腹を刺されて倒れているのが見つかり、まもなく死亡が確認されました。
警視庁によりますと、自首してきたのは、以前、女性と同居していたとみられる青梅市に住む３０代の男で、これまでの調べで、地元の青梅警察署に「女性からお金を要求され、家まで押しかけられた」などと去年から合わせて５回の相談をしていたということです。
また、女性からは東大和警察署に３回、「同居していた男が家の鍵を持って行った。通帳と印鑑も持って行ったので困っている」と相談が寄せられていたということです。
１０日朝は、男と現在、同居する女性から「男が武蔵村山市の女性とトラブルになっている」などと１１０番通報があり、警察官が対応しているうちに男が自首してきたということです。
警視庁は、殺人の疑いでまもなく男を逮捕し、動機や事件のいきさつを詳しく調べることにしています。