UPDATE 1-首相が補正予算の迅速な実施を指示、来年度前半の経済対策効果狙い=麻生財務相
(内容を追加しました)
[東京 7日 ロイター] - 麻生太郎財務相兼金融担当相は7日閣議後の会見で、総額5.5兆円の13年度補正予算が成立したことを受け、安倍首相から、経済対策の各種施策の効果が来年度前半に的確に発揮できるよう、補正予算の迅速かつ着実な実行と進ちょく管理に取り組むよう指示があったことを明らかにした。これを受けて麻生財務相は、13年度補正予算の早期実施に努める方針を示した。
経済対策の予算措置となる補正予算が6日成立したが、人手不足などが実行の足かせとなっている。4月の消費税引き上げに伴う反動減を緩和し、早期に経済を成長軌道に戻すため、政府として経済対策の着実な実施に努めることを確認した。
閣議では、麻生財務相も関係各省に対し「公共工事について引き続き入札・契約手続きの簡素化、発注方法の工夫などを通じ、早期かつ円滑な実施を務めること。公共工事以外の予算についても、(4月増税の)反動減対策という経済対策の趣旨を踏まえ、早期の実施を行うこと」などを要請し、「補正予算の早期の実施に努める」と語った。
東京海上ホールディングス 傘下の東京海上日動火災保険が自動車保険の契約で、契約者が受け取れる保険金の一部を支払っていなかったことについては「事実関係の把握を(金融庁に)指示したところだ」と述べた。一般論として「保険金支払いが適切に行われるための体制整備は必要だ」と指摘した。 (吉川裕子 平田紀之)
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