なぜ、この会をつくったのか
代表理事 山田太一
初期のテレビ番組をつくった人たちに、それが後世に残るなどという意識はほとんどなかったでしょう。ところが、ある脚本家が「むなしいんだ。何ヶ月もかけて書いたドラマが一回で消えてなくなるのが無念で悲しいんだ」ときっぱり筆を絶ってしまいました。
たしかに、さまざまな才能を結集してつくった多量のテレビ作品が、毎日どんどん消えて行くことは怖いようなことでした。でも、業務用ビデオも高価で三十回も消しては使うという状況から脱するのには歳月を要しました。まずその1980年代以前の脚本をせめてなんとか遺産としてとどめようというが第一目標です。捜し出し保管するだけでも大仕事です。みなさんの理解とお力を要します。いまは灰色に見えても、後世どんな光を発するか分からないのですから。
☆脚本アーカイブズ・シンポジウム 第四弾!☆
◇2014年2月11日(火・祝)
(13時半より17時を予定)
東京大学(本郷)・福武ホールにて
http://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/access/index.html
※先着150名様となっております。お申込みをお待ちしております。
2014年4月以降をめどに、脚本アーカイブズの一部が「公開」される予定です。
公開開始を前に、脚本のアーカイブをめぐる現状を踏まえ、同種の問題や課題を抱える「文化関係資料アーカイブ」について討議。今後の期待やデジタルアーカイブの可能性についてアイディアを提示し、課題となる著作権問題に触れていきます。
さらに放送番組制作者も含め、脚本のみならず映像のアーカイブを視野に、その取組みの「意義」や「魅力」を様々な角度から探っていきます。
ホームページからのお申込みは終了いたしました。
まだお席がございますので、会場まで直接お越しください。
ご来場をお待ちいたしております。
詳細はこちらから→
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