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新発田市/新庁舎、2月上旬公告/不調、不落に備え前倒し

 新潟県新発田市は、8日に開かれた市議会総務常任委員会で、新庁舎建設事業の前倒しについて説明、了承を得た。同市ではこれを受けて、2014年1月下旬に開会する臨時市議会で建築、設備、駐車場の各工事費合計額53億5700万円を含む事業費(継続費13-16年度)を補正予算として上程する。関連工事は同2月上旬にも公告(一般競争入札)し、3月下旬の入・開札を目指す。4月下旬の臨時市議会で工事契約を結び、5月から着工する方針だ。
 市新庁舎建設課によると、当初計画では14年度上期の着工を予定していたが、庁舎建設工事の不調、不落が全国各地で多発している現状を踏まえ、「万が一の場合に備え早期発注へとかじを切り、標準工期(21カ月)を確保して工程の遅延を防ぎたい」としている。
 仮に初回の入札が不調に終わっても、4月下旬に再公告し、6月上旬に入・開札する。関連工事を同月定例市議会の付議案件とすることで、供用時期に影響は与えないという。工期は初回入札が23カ月、再入札が21カ月を見込んでいる。16年8月の完成を予定している。
 主要工事費(53億5700万円)のうち、直接工事費は42億1700万円。設計を担当するatt+ヨコミゾマコト建築設計事務所が10月現在で試算している。
 基本計画に比べて、主要工事費は10億円、直接工事費は7億8700万円増加。その要因として、▽設計労務単価と資機材の上昇(加算額4億1200万円)▽市民、議会、執行部からの要望実現(同3億7500万円)--を挙げている。施設面では、延べ面積の拡大やコージェネレーション、ガスケットグレージングの採用などを新たに追加している。また、事業費の予算化に当たっては消費増税分も考慮するとしている。
 規模はSRC一部S造地下1階地上7階建て延べ1万2376㎡を想定。構造形式は免震構造(中間層免震・3階壁頭免震)とし、地下1階から地上3階が壁式ラーメン構造、地上4-7階が耐震ブレース付きラーメン構造を採用する。
 施設内は低層部の窓口機能、中層部の市民開放と議会機能、高層部の執務空間による3層構成となる。1階には半屋内施設の「札の辻広場」を設置。悪天候でもイベントが開催できる都市広場として地域振興に寄与する。実施設計の履行期限は12月下旬。
 建設地は同市中央町3-392ほか。
[ 2013-11-11  12面  面名:中部・北陸面]

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