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大麻に揺れる米社会 2州で解禁「嗜好品」 連邦政府は「違法薬物」 (3/4ページ)

2013.10.15 11:00

大麻愛好家の集い「ヘンプフェスト」の会場で吸引用パイプを売る男性=8月、米ワシントン州シアトル(共同)

大麻愛好家の集い「ヘンプフェスト」の会場で吸引用パイプを売る男性=8月、米ワシントン州シアトル(共同)【拡大】

  • 大麻を容認している米国の州=2013年10月13日現在、※米NPO「マリフアナ・ポリシー・プロジェクト」による(首都ワシントンを除く)

 「副作用」に懸念

 ただ、連邦法は今も大麻をヘロインなどと同列に扱い「乱用の恐れが極めて高い危険薬物」に指定。今後、州レベルでさらに「解禁」への流れが強まれば、混乱や「副作用」も見込まれる。

 コロラド、ワシントン両州は来年、大麻の栽培や販売を合法化する。これに伴って“大麻ビジネス”も生まれるが、取引業者の銀行口座が「違法取引に使われている」として、財務省が凍結を命じる可能性がある。

 その場合、多くの業者は小切手やオンライン決済を利用できず、現金取引を強いられるとみられる。役所や金融機関の振込窓口が混雑したり、販売店で強盗が多発したりする事態も懸念されている。

 未成年者への悪影響も軽視できない。ワシントン州でも公共の場での大麻使用はなお禁じられているが、ヘンプフェストではパイプに詰めた大麻に堂々と火を付ける若者の姿も見られた。

大麻と米社会とは

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