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スノボハーフパイプ 平野歩夢が銀 平岡卓が銅
2月12日 3時35分

スノボハーフパイプ 平野歩夢が銀 平岡卓が銅
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ソチオリンピック、スノーボードの男子ハーフパイプで、平野歩夢選手が銀メダル、平岡卓選手が銅メダルを獲得し、今大会、日本に初のメダルをもたらしました。

スノーボードのハーフパイプは、半円筒形のコースを滑りながら「エア」と呼ばれる空中での演技を行い、高さと技の難度を得点で競います。
選手は2回滑っていいほうの得点が採用されます。
4人が出場した日本勢では、今大会の日本選手で最年少の15歳・平野選手が予選1組のトップ、18歳の平岡卓選手が予選2組の2位で共に決勝に進みました。
平野選手は12人で争う決勝で11番目に登場し、1回目は大きなミスなく滑りきり、90.75でトップに立ちました。
2回目は、持ち味の高さのある「エア」を次々と決めて、1回目を上回る93.50の高得点で銀メダルを獲得しました。
一方の平岡選手は1回目は「エア」のあとの着地でミスをして9位と出遅れましたが、2回目は高さのある「エア」を成功させて92.25をマークして銅メダルを獲得しました。
日本がスノーボードでメダルを獲得したのは今回が初めてです。
金メダルは2回目で94.75をマークしたスイスのユーリ・ポドラドチコフ選手でした。
15歳の平野選手は1998年の長野大会、スケート、ショートトラック男子500メートルで当時19歳の西谷岳文選手が記録した冬のオリンピックでの日本選手のメダル獲得の最年少記録を大幅に塗り替えました。
このほかの日本選手は、子出藤歩夢選手が32位、青野令選手が37位で、いずれも予選落ちでした。
またこの種目で3大会連続の金メダル獲得を狙ったアメリカのショーン・ホワイト選手は4位に終わりました。

気持ちよかったです

平野歩夢選手は「よかったです。オリンピックで自分のスタイルをアピールできたし、結果も出たし、気持ちよかったです」と、初めてのオリンピックを振り返りました。
15歳の平野選手は冬のオリンピックでは日本選手最年少でのメダル獲得で、「最年少メダリストという歴史は、今後、残っていくし自信にもなるし、すごくよい経験になりました」と、時折、笑みを浮かべながら話していました。

平野歩夢選手とは

スノーボード、ハーフパイプの平野歩夢選手は新潟県出身。
15歳の中学3年生で、ソチオリンピックに出場する日本選手の中で最年少です。
4歳で競技を始め、スノーボードだけでなくスケートボードでも技術を磨いて小学生の頃から海外の大会に出場し、早くから高い技術が評価されていました。
高さのあるエアを次々と繰り出すことができ、去年1月にアメリカで、年に1回開かれる世界のトップ選手がそろった「ウインターXゲーム」では日本選手で初めて2位に入りました。
また、8月にはニュージーランドで開かれた今シーズンの開幕戦で、ワールドカップ初出場で史上最年少優勝を果たすなど、世界から注目を集めていました。

最高、楽しかった

平岡卓選手は「最高です。楽しかったです。全然、緊張していなくて、大会を楽しめました。練習してきたことを出せて良かったです」と笑顔で話していました。

平岡卓選手とは

スノーボード、ハーフパイプの平岡卓選手は、奈良県出身の18歳、高校3年生です。
自宅のある奈良県から愛媛県の練習場に父親の車の送迎で通い続けて技を磨き、ジュニアの世界選手権で2連覇を果たすなど早くからその才能が注目を集めていました。
去年1月の世界選手権で銀メダルを獲得し、2月にはソチオリンピックの会場で開かれたワールドカップで初優勝を果たしました。

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