Kindle界の有名漫画家・鈴木みそさんが、Amazonで個人出版した電子書籍の収支(2013年度)をブログで報告しています。それによると、販売していた9作品の合計売り上げが5万8706部、Amazonから支払われた取り分は1000万6057円だそうです。すごい!
これらの数字は、Amazonが支払調書を発行してくれないため、鈴木さん自身で銀行振込の金額と、Kindleの売り上げリポートを元に計算したそうです。それによると、例えば「限界集落(ギリギリ)温泉」の1巻(100円)は2万部を突破し、売り上げは79万3448円に。2巻(400円)は部数が半分に減ったものの、230万3902円を売り上げたと明かしています。
支払われた金額は、Amazonの取り分を抜いた“純利”。ただし、源泉徴収はされていないため、税金を納める必要があります。このほか、ブログには各作品への解説が載っていて興味深いです。例えば、「アジアを喰う」では、書籍版の発行元に印税の30%をバックする契約を結んでいるそう。また「僕と日本が震えた日」の売り上げは一部(50万円)を寄付する予定なんだとか。
鈴木さんは、今回の金額についてAmazonで販売した電子書籍の売り上げのみと説明しつつ、「『鈴木みそ程度でこんなに売れるのか』という意見はまったくその通りだと思うので、他の漫画家のみなさんもはじめましょう」とコメントしています。
Copyright© 2014 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
「第1回囲碁電王戦」をライブ配信。張豊猷八段と平田智也三段が囲碁ソフト「ZEN」と戦う9路盤三番勝負。配信は2月11日10時0分〜。
Facebookコメント