東京税関がまとめた5月の貿易概況で、東京港の輸入額は前年同月比16.6%増の8521億円と単月で過去最高を記録した。衣類や医薬品の伸びがけん引したほか、円安で輸入額が拡大した。輸出も11.9%増の4191億円と3カ月連続で増加。同税関は「一大消費地の首都圏に供給する東京港では今後も輸入増の傾向が続くだろう」とみる。
商品別では女性向けのシャツやブラウス、多発性骨髄腫の治療薬などの輸入が増えた。背骨の治療に使う医療器具も伸びるなど、高齢化社会の進展を背景に医療関連の製品輸入が目立つ。為替レートの平均値が前年同月より対ドルで19円近く円安に動いたため、円換算の金額が膨らんだ面も大きい。
一方、輸出では中国向けにデジタルカメラのレンズが伸びたほか、自動車生産が旺盛なタイ向けに関連部品が増加した。
羽田空港の5月の輸入額も57.2%増の557億円と5月としては過去最高を記録。大型航空機材やスマートフォン(スマホ)の輸入が目立った。輸出は88.4%増の160億円だった。
医薬品、輸入額
日経平均(円) | 14,718.34 | +255.93 | 10日 大引 |
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NYダウ(ドル) | 15,801.79 | +7.71 | 10日 16:30 |
英FTSE100 | 6,631.76 | +40.21 | 11日 14:05 |
ドル/円 | 102.28 - .30 | +0.09円安 | 11日 23:00 |
ユーロ/円 | 139.58 - .62 | +0.20円安 | 11日 23:00 |
長期金利(%) | 0.605 | -0.010 | 10日 15:15 |
NY原油(ドル) | 100.06 | +0.18 | 10日 終値 |
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