格付け会社のムーディーズ・ジャパンは27日、ソニーの発行体格付けをそれまでの「Baa3」(トリプルBマイナスに相当)から1段階引き下げ、投機的等級である「Ba1」(ダブルBプラスに相当)にしたと発表した。収益性を改善させ、信用力を投資適格の水準まで短期的に回復させるのは困難になっているためとしている。
ムーディーズは、ソニーのテレビやパソコンといった電機事業の大部分で、収益が大きな下方圧力にさらされていると指摘。ソニーの収益性は脆弱だとしたうえで、堅調な音楽や映画、デバイスなどではソニー全体で投資適格を維持するのに十分ではないと指摘した。
ソニーは「当面の必要資金は確保されており、資金繰りの懸念はない。財務をきちんと理解してもらうためコミュニケーションを続けていく」とコメントした。
ムーディーズは12年11月にソニーを「Baa2」から「Baa3」に引き下げ、13年11月にさらに引き下げ方向で見直しを始めるとしていた。
フィッチ・レーティングスも12年にソニーの格付けを「投機的」水準に引き下げている。一方、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は投資適格の「トリプルB」としている。
ソニー、ムーディーズ・ジャパン、スタンダード・アンド・プアーズ、ダブルB、Baa、フィッチ・レーティングス
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