ゴーストライター告発のきっかけは「みっくん」
2014年02月08日 08時00分
桐朋学園大作曲専攻非常勤講師・新垣隆氏(43)がゴーストライターだったことを告発するに至った最大のキッカケはソチ五輪に出場している男子フィギュアの高橋大輔(27=関大大学院)と義手のバイオリニスト“みっくん”(未成年のため愛称)だったと言われている。
高橋は、周知の通りショートプログラムで佐村河内守氏(さむらごうち・まもる=50)の楽曲を使用する。そのことが気がかりで「高橋選手に偽りの状況のまま踊っていただくのは、良くないと思った」と話した。
“みっくん”については新垣氏はみっくんが4歳の時からの知り合いだった。昨年3月と4月に佐村河内氏がテレビで取り上げられた時、同時にみっくんも紹介された。だが、これを境に佐村河内氏がみっくんの両親に無理難題を要求するようになったという。それを両親が断ったところ、佐村河内氏から絶縁された。
新垣氏は両親から佐村河内氏とのことを相談されたことで「許すまじ」という気持ちになり、今回の告発劇となった。
会見の最後にみっくんの父親による「佐村河内氏に関する真実を知りましたときは、大変衝撃を受けました。5年もの長きにわたり、信じきっておりましたので、憤り、あきれ、恐怖すら覚えております」とつづられたコメントが報道陣に配布された。また、日本コロムビアはこの日、レコード店に対し、佐村河内氏の商品販売中止のお願いを通達した。いま店舗にある在庫を売らないでほしいというお願いだが「楽曲はいいものなので、できれば売りたい」(レコード店店員)との声も聞かれた。
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