(朝鮮日報日本語版) 英紙「支配的で攻撃的、プーチン氏は秋田犬」
朝鮮日報日本語版 2月11日(火)8時35分配信
今月8日にロシアのソチで行われた露日首脳会談では、ある1匹の日本犬がにわかに注目を集めた。ロシアのプーチン大統領が日本の安倍首相との会談の際に連れてきた秋田犬「ゆめ」だ。この日、安倍首相が「ゆめ」をなでながらロシア語で「いい犬ですね」と話した際に、プーチン大統領が「そうです。でも時々かむんですよ」と応じたことについて、海外メディアではさまざまな解釈が出ている。
新華社通信など中国メディアは「ときどき人をかむ」というプーチン大統領の発言を大きく取り上げ「プーチン氏の発言には別の意味がある」と報じた。安倍首相がアジアの近隣諸国と摩擦を起こしている状況を遠回しに皮肉ったというわけだ。中国のネットユーザーの間では「安倍をイヌに例えたプーチンを尊敬する」という反応も見られた。
だが、英紙デーリーメールは「秋田犬は飼い主に忠誠を尽くすが、支配的で攻撃的」だとして「秋田犬はプーチン氏にさまざまな点で似ている」とつづった。米国の経済専門局CNBCも「『ゆめ』は、時にはプーチン氏の命令さえも拒否するほど頑固だ」と報じた。プーチン大統領は自分の主張を曲げず、一貫して直接話法で押し通すため、秋田犬に似ているというわけだ。
プーチン大統領は2013年、米国家安全保障局による盗聴事件が明るみに出た際「私は同盟国に対する盗聴活動をしても何ら責任を負わないオバマ氏が羨ましい」と述べ、米国政府を非難した。11年には米国の量的緩和政策についても「米当局はドルが通用する全世界にドル債権をばらまき、フーリガン(チンピラ)のように行動している。世界経済にとって寄生虫のような存在」と強く批判した。
11年にリビアの独裁者、カダフィ大佐が反政府勢力によって殺害されたときには「彼が裁判にもかけられずに反政府勢力によって殺害される場面を全世界が目にした。これが、米国が言うところの民主主義なのか」と述べた。米国のジョン・マケイン上院議員が「アラブの春がロシアにも迫ろうとしている」と警告した際には「ベトナム戦争でひどい目に遭って頭がおかしくなったようだ」とあざけった。
最終更新:2月11日(火)8時35分
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