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中日首脳がソチで「五輪外交」展開、プーチン大統領が会談後に食事を共にしたのは安倍首相だけ―韓国メディア

XINHUA.JP 2月10日(月)23時56分配信

韓国紙・中央日報の中国語版ウェブサイトは10日、ソチ五輪の開会式に出席した中国の習近平国家主席と安倍晋三首相がそれぞれロシアで「五輪外交」を展開したと報じた。

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現地時間7日に行われたソチ五輪開会式に出席した習主席と安倍首相は、握手はおろか、目を合わせることもなく会場をあとにした。習主席は日本代表団の入場の際、硬い表情を崩さず、両手も膝の上に乗せたまま。反対に安倍首相は中国本土と香港の代表団が入場を始めると、すぐに立ち上がり、手を振って選手らを激励した。台湾選手の入場の際も拍手で迎えた。

このほか、両首脳はそれぞれプーチン大統領と首脳会談を行った。習主席は6日、安倍首相は8日。習主席は第2次大戦の勝利70周年記念活動を中ロが共同で行う件について触れ、日本包囲網の形成を試みた。一方、安倍首相は北方領土の返還に向け、信頼関係の構築に努めた。

米オバマ大統領、フランスのオランド大統領、英国のキャメロン首相らはロシアの人権問題に抗議して開会式への出席をボイコットした。そのため、プーチン大統領にとってみれば、習、安倍両首脳とも大切なVIP。中国と友好関係を保ちながら、極東地域の開発で日本とも協力関係を強化したい。

中国国営新華社通信によると、プーチン大統領は習主席との会談で、「欧州ナチス勢力によるソ連など欧州国家への侵略および日本軍国主義による中国などアジア国家への侵略を忘れ去ることはできない」と発言したが、ロシアメディアは一切、このことを報じなかった。日本側を刺激したくないロシア政府の意向が働いたものとみられる。

プーチン大統領は先に習主席との会談をセッティングしたが、会談後に食事を共にしたのは安倍首相だけだった。プーチン大統領は2012年に野田佳彦元首相から送られた秋田犬を安倍首相に引き合わせ、親密な雰囲気を演出したという。

(編集翻訳 小豆沢紀子)

最終更新:2月10日(月)23時56分

XINHUA.JP

 

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