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平田被告かくまった女性「待ちます」

 オウム真理教元幹部平田信被告(48)の裁判員裁判の第13回公判が10日、東京地裁(斉藤啓昭裁判長)で開かれた。平田被告と2人で約17年間の逃亡生活を送り、夫婦のように暮らした元信者の女性(51)が出廷。女性は逃亡理由については、警察庁長官銃撃事件の犯人にされる冤罪(えんざい)を恐れたと説明。「平田被告が警察庁長官銃撃事件の犯人と名指しで報道されていたため、逃亡は時効が成立するまでと話していた」と証言した。

 また、平田被告が逃亡中、95年2月の目黒公証役場事務長拉致事件について「幹部にとにかく車を運転してくれと言われ、(状況がつかめず)車の中で別の信者に聞くと『知らないなら知らない方がいい』と言われた」と話していたと証言。拉致された仮谷清志さん(当時68)は拉致後に麻酔薬を投与され、教団施設内で死亡した。平田被告は犯行の計画を事前に知らなかったと主張している。女性は平田被告をかくまった犯人蔵匿罪で実刑判決を受け、服役を終えている。今後については、平田被告の出所を「待ちます」と話した。2人が会うのは、平田被告が出頭した11年12月以来2年2カ月ぶりだった。

 女性は証人尋問の最後に被害者参加制度で検察側の席にいた仮谷さんの長男実さんに謝罪した。【清水優】

 [2014年2月11日8時51分 紙面から]

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