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経済
撤退相次ぐ“日の丸PC” さらなる再編の可能性も
その東芝も「スマホやタブレット端末との競合で総需要が減少している」という。パソコン事業はここ3年、最終黒字だったものの、26年3月期は最終赤字の見通しだ。富士通は25年3月期が最終赤字だったが、米マイクロソフトの基本ソフト(OS)「ウィンドウズXP」のサポート終了に伴う駆け込み特需もあり、今期は何とか黒字に転換する。
ソニーの撤退は、採算の取れないパソコン事業に見切りをつけ、成長性の高いスマホ事業に重点を置くというものだ。パソコン市場の縮小は続いており、今後も新興メーカーとの価格競争の激化が予想される。
中国・レノボに吸収されたNECに続いて、ソニーが撤退したことで、国内勢は東芝や富士通を巻き込んだ、さらなる業界再編につながることも懸念されている。
(黄金崎元)
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