プーチン氏と共に安倍首相を出迎えた「秋田犬」とは

 日本の東北地方、秋田県を原産地とする「秋田犬」は、韓国の珍島犬と同様に「忠犬」として有名だ。

 秋田犬は、亡くなった飼い主を待ち続けたという「忠犬ハチ公」の美談でも知られ、東京の繁華街、渋谷の駅前には銅像まで建てられている。ハチ公の銅像は待ち合わせの場所として有名だ。ハチ公の話は2009年に米国でリメイクされ『HACHI 約束の犬』(原題: HACHIKO: A Dog's Story)というタイトルで映画化されたが、これは日本ですでに誇張された美談だったともいわれる。

 「忠犬」のイメージが強い秋田犬だが、実は地形が険しく寒さの厳しい東北地方の代表的な狩猟犬を祖先としている。もともとは熊猟や闘犬で使われるほど攻撃的だ。「ときどき人をかむ」というプーチン大統領の言葉も、必ずしも誇張とはいえないというわけだ。

 プーチン氏に贈られた秋田犬は2012年、当時の野田佳彦首相が北方4島(ロシア名:クリル列島)問題を話し合う際に、犬好きで知られるプーチン大統領を喜ばせるために贈ったものだ。

東京=安俊勇(アン・ジュンヨン)特派員
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