「悪いのは、いつも日本」なのか……?「AERA」韓流スター“入国拒否”報道の違和感
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「Sad Movie/クルスマスキャロルの頃には」(ユニバーサル ミュージック)
現在発売中の「AERA」(朝日新聞出版)に掲載された記事が、ネットユーザーらを中心に波紋を広げている。
「韓流スター、相次ぐ入国拒否 始まりは菅政権から」と題されたその記事は、竹島、慰安婦問題で悪化の一途をたどる日韓関係が、両国の文化交流にも影を投げかけているというもの。昨年秋、都内で予定されていた韓国の人気アーティスト数組が出演するイベントが開催2週間前に突然中止になったのだが、入国ビザに関するトラブルが原因だったという。
当然ながら韓国人に限らず、海外の芸能人が日本国内で興行活動を行う場合、興行ビザを取得しなければならない。記事によると、興行ビザには4種類あって、プロモーション活動などを行う際には通常「興行4号」のビザを申請するのだが、このときは会場規模が大きく有料イベントだったので、コンサートと見なされ、取得するのに時間と手間のかかる「興行1号」で申請し直すよう、入国管理局から求められた。だが、ビザの審査には数カ月かかり、イベントに間に合わない可能性があるため、やむなく中止を決めたというのが事の顛末。
「要は、目的にかなったビザを取らなかったから、入国できなかったというだけの話。なのに、『AERA』は日韓関係の悪化を理由に、あいまいな入国審査基準で日本側が“嫌がらせ”をして、韓流スターの入国を阻んでいると主張しているのです」(韓流エンタメ誌編集者)
こうした入国拒否は今回に限ったことではないと、「AERA」は指摘する。記事中で取り上げられているのが、アイドルグループBEASTとロックバンドCNBLUEのケースだ。前者は日本で開催される映画試写会のイベントに参加予定だったが、羽田空港で入国を拒否され参加できなかった。後者も同時期に、日本で記者会見などを予定していたが、やはり羽田で入国を拒否されて、そのまま韓国へとんぼ返りという憂き目に。所属事務所によると、ビザの不備が原因だったという。このBEASTの事件が契機となって、韓流スターの入国拒否が相次ぐようになったというのが、同誌の言い分だ。
「しかし、BEASTとCNBLUEの入国拒否が起きたのは、3年も前の2011年のことですよ。確かに、当時は竹島問題が激化していた時期だったし、それまでは報酬の伴わないプロモーションなどの短期間の活動であればビザなしでも入国できていたので、うがった見方をする向きもあるかもしれません。でも、その後、両グループとも問題なく何度も来日していますからね。当時、入国できなかったのは、単に手続き上の問題だったと考えるのが妥当でしょう。昨年秋の出来事を3年前の入国拒否騒動と強引に結びつけて、あたかも今、日本での“嫌韓ムード”のせいで韓流スターの入国拒否が相次いでいるかのように報じるなんて、噴飯ものの記事と言うしかありません」(同)
さらに、「AERA」はNHK紅白歌合戦で韓流勢の出場が2年連続でゼロだったことを批判し、外国人に対する入国審査基準が不透明だと断じている。そして、そこに横たわるのは、日本人の人権意識の薄さや差別意識。“悪いのは、いつも日本”――結局、紙幅を費やして言いたかったのはこれだけ。いつもの“朝日”の言い草である。
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