2014.2.11 05:04(2/3ページ)

阪神・新井様や!ゴメス来日に沢尻エリカばり「別に…」

打撃練習をする阪神・新井貴。左から2人目は金本知憲氏、右端は吉田義男氏、右から2人目は和田監督。中央の白帽子は坂井信也阪神球団オーナー=宜野座村営野球場(撮影・白鳥恵)

打撃練習をする阪神・新井貴。左から2人目は金本知憲氏、右端は吉田義男氏、右から2人目は和田監督。中央の白帽子は坂井信也阪神球団オーナー=宜野座村営野球場(撮影・白鳥恵)【拡大】

 宜野座は一日中冷たい雨が降っていた。今キャンプでは初めて屋外での練習が中止となり、宜野座ドームにメニューは変更。いつもより早く全体練習が終了すると、午後3時から一心不乱に打ちまくる男がいた。新井だ。約1時間、打撃投手のボールをたたき続けた。

 「別に…。自分のやることをしっかりやりたい」

 新助っ人、ゴメスが来日した感想を求められての第一声だった。同じ一塁。当然、報道陣の質問も予想していたことだろう。そこで口をついたのが「別に…」。あの沢尻エリカが2007年に主演映画の舞台あいさつでひんしゅくを買った発言と同じセリフだった。

 昨季は140試合で打率・267、15本塁打、70打点に終わった。ゴメスを獲得したのも、新井に全盛時のような長打を期待するのは無理と判断したからだ。

 自分の置かれた立場はわかっている。両足のつま先をやや内側に向けて、下半身で打つイメージで特打を繰り返した。目指すは、本塁打王に輝いた広島時代の2005年の打撃フォームだ。「(下半身の)粘りもあった。いいんじゃないかな」と自画自賛した。

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