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【芸能・社会】

滝沢歌舞伎 世界おもてなし計画 タッキー初の博多座公演

2014年2月11日 紙面から

 タッキー&翼の滝沢秀明(31)が主演、演出する舞台「滝沢歌舞伎」が世界を目指す! ソチ五輪で連日、日本選手が世界に挑戦しているが、滝沢も和の伝統美とスペクタクルな演出を融合させた「滝沢歌舞伎」で世界への挑戦を夢に描き、来月6日開幕の福岡・博多座公演を「世界への第一歩にしたい」と位置付けた。

 滝沢は10日、東京都内で「滝沢歌舞伎2014」の構想を語った。今年は東京・新橋演舞場公演(4月7日〜5月6日)の前に、初の地方公演として博多座公演を行う。博多は中世から海外貿易で栄えた国際都市。

 「東京でのオリンピックが決まり、和食が世界に浸透し、海外の方が日本を意識している。滝沢歌舞伎を『日本のエンターテイメントです』として海外にぶつけられたら。今年がその第一歩」

 2020年、東京での五輪の開催決定も刺激に。「和のエンターテインメントをつくりたいという気持ちはずっとあったが、僕らの世代がそれを現実にしなければと思った」。そのころ滝沢は38歳。俳優、演出家として脂が乗りきっているころだ。開会式の演出家への名乗りは控えたが「人生で一度でも五輪を経験できるのはすごいこと。何らかの形で、僕らのやっていることを見せたいですね」と目を輝かせた。

 「滝沢歌舞伎」総合演出のジャニー喜多川社長(82)も「(2020年は)滝沢の時代」と援護射撃。喜多川社長は今年1月、帝国劇場「ジャニーズ・ワールド」を観劇した東京五輪・パラリンピック組織委員会会長の森喜朗元首相と懇談したことを明かした。「開会式の話は出なかった」というが、「海外のお客さまのおもてなしにショービジネスは大事。われわれが責任を持ってやらなければいけない」と持論を展開し、滝沢に「(都知事に)立候補したら?」と提案した。2020年、「滝沢歌舞伎」が世界の人々を「お・も・て・な・し」する!?

◆客席に小判8万枚

 今年の新演出としてNHKで放送中の時代劇にちなみ、「鼠小僧」が登場、毎公演8万枚の「小判」を客席に降らせる。小判は金色の紙製。滞空時間が長い特殊な紙をアメリカに発注し、一階席だけではなく全客席に降らせる。「紙だけど見た目は小判みたい。みんなにお土産に持って帰ってもらえれば」と滝沢。映像を使い、江戸時代の町を鼠小僧が走るコミカルな場面になるという。「滝沢演舞城」と「〜歌舞伎」を行き来したタイトルは今後は「〜歌舞伎」に統一。「ブランドをつくっていきたい。“和”を追求するだけではなく、“洋”も取り入れ、でも、やっていることは“和”という作品にしたい」

 

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