竹田恒泰さん「日本人はいつ日本が好きになったのか」 中韓に日本が取るべき“秘策”とは… (2/2ページ)

2014.01.19

連載:ブック


竹田恒泰さん【拡大】

 ──(台湾は中国の一部と主張している)中国は反発するでしょうね

 「今、日中関係は最悪でしょう。だからこそ、中国が嫌がることもできる。絶好のチャンスですよ」

 ──対中、対韓関係の悪化をきっかけに愛国心を持つ日本の若者が増えています

 「かつては愛国心や国防について発言すれば、『右翼』だと批判されました。しかし、領土問題や東日本大震災をきっかけにして、日本の将来のことを真剣に考える若者が増えてきたのです。あれほどの困難に直面しても混乱せず治安も悪化しない日本人の態度は、世界中を驚かせました。踏切でおじいさんを助けようとして亡くなった女性も同じ。伝統的な日本人の精神、心こそが『宝』なのです。これをしっかりと取り戻すことができれば、どんな国難が起きても打ち勝つことができると思っています」

 ■あらすじ 2011年に起きた東日本大震災の前、多くの若者は祖国に対する誇りや愛情に欠け、「カネさえあれば何でもできる」などといった拝金主義や、悪しき個人主義がはびこっていた。ところが、震災や時を同じくして起こった中韓との領土を巡る関係悪化をきっかけにして、「日本が好きだ」と素直に言える若者たちが着実に増えてきたという。日本の伝統、精神、憲法、外交、教育から見た日本再生論である。

 ■竹田恒泰(たけだ・つねやす) 昭和50(1975)年、旧皇族の竹田家に生まれる。慶応大法学部卒。作家、慶応大法学研究科講師(憲法学)などとして活躍。主な著書に『日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか』『現代語古事記』など。明治天皇の玄孫、2020年東京五輪招致に尽力したIOC委員の竹田恒和氏は父。

 

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