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【大リーグ】

田中のNY入りに報道陣100人集結 11日会見 狂騒曲再び

2014年2月11日 紙面から

 マー、上陸!! ヤンキースの田中将大投手(25)は9日(日本時間10日)、ニューヨークのケネディ国際空港に到着した。田中夫妻は到着ロビーに姿を見せなかったが、今オフ最大の注目右腕の上陸に日米約100人の報道陣が空港に集結。背番号19のユニホームを持ったファンも現れた。今後は11日(同12日)に本拠地ヤンキースタジアムで入団会見を行い、その日のうちにキャンプ地フロリダ州タンパへ移動。ジョー・ジラルディ監督(49)もインタビューで田中の勝負強さに期待するなど、再び注目度が高まってきた。

 “マー狂騒曲”の第2幕が開けた。9日、田中が自腹を切ってチャーターしたジェット機がニューヨークに到着。共同電によれば、約100人の報道陣に加え、早くも背番号19のユニホームをゲットし袖を通した少年ファンも、田中と里田まい夫妻の登場を待ち構えた。

 荷物到着所に、田中らの名前が記された数十個の荷物が流れ、報道陣に緊張が走る。少年ファンは背番号19のピンストライプ・ユニホームを手に、ちゃっかり荷物とともにファインダーに納まった。ところが、“待ち人”は一般用ゲートに姿を見せず、フラれた報道陣とファンはガックリ。それでも、あらためてニューヨークの新戦力右腕への注目度の高さが浮き彫りとなった。

 ジラルディ監督も、あらためて高い期待を示した。球団地元紙NYポスト(電子版)によれば、指揮官は「タナカは投げたがりで、大舞台を愛するからこそニューヨークに魅せられたのだろう。勝利に飢えているところが、ニューヨークでも彼の強みになる」と、大都市での真価発揮を当て込んだ。また、他投手との比較については「ビデオを見る限り、球質はある意味で黒田とダルビッシュに似ている。2人をミックスしたようなタイプで、しかも馬力がある」と、超一流のメジャー日本人右腕2人を引き合いに出した。

 今後の田中は、11日午後1時(日本時間12日午前3時)から本拠地ヤンキースタジアムで入団会見に臨む。その日のうちにキャンプ地のタンパに入り、12日にトレーニングも再開予定。15日のバッテリー陣集合日に備える。なぜヤ軍は、入札金も含めて7年総額1億7500万ドル(約178億5000万円)という破格の投資を敢行したのか−。その理由をグラウンドで見せつけるまで、あと1週間を切った。日米を騒がせた右腕が、いよいよそのベールを脱ぐ。

 

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