背番号5の真新しいユニホームに袖を通しポーズをとるマウロ・ゴメス=沖縄県読谷村で(北野将市撮影)
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夫人の出産のため、キャンプ参加が遅れていた阪神の新外国人、マウロ・ゴメス内野手(29)が10日に来日し、沖縄・読谷村の選手宿舎で入団会見を行った。
第一声は「日本に来られて幸せ。早く野球がしたい」で、続けて日本でのプレーの抱負を語った。「チームが優勝することが自分のゴール。パワーがあるし、守備でも見せたい」。
ドミニカ共和国出身で2012年にレッドソックスでメジャー昇格。37試合に出場して打率2割7分5厘、2本塁打、17打点をマークした。同年には3Aで24本塁打、13年にはブルージェイズ傘下の3Aで自己最多の29本塁打を放っている。
「自分はずっと4番を打ってきた。パワーヒッターだから、大きいのを打つことを考えたい」。阪神は昨季、マートンの19本塁打が最多で、チームとしてはリーグ最少、唯一の2桁である82本にとどまっている。長打力不足が最大の悩みで、長打力を備えたゴメスに4番として期待をかける。
当初は6日から合流予定だったが、4日ずれ込み、調整に不安が残る。ゴメスはその点について「いろいろあって練習することができなかったけど、2日あれば戻せる。試合には15日以降に出たい」と、十分に動けると強調した。
だが、和田監督は「まずは、あすの様子をみてからだね。事情が事情だったから、その間、どれぐらい動いているか分からないから、こちらで確認してからメニューを決めていきたい」と、当面は無理をさせずに仕上げさせる方針を口にした。 (中山隆志)
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