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英首相スコットランド独立反対
2月8日 5時11分

イギリスのキャメロン首相はことし9月に行われる北部スコットランドの独立の是非を問う住民投票について演説し、イギリスにとどまることはスコットランドの利益にもつながると訴えたのに対し、スコットランド自治政府は独立を目指す姿勢を強調し、対立が深まっています。

イギリス北部のスコットランドは、地方議会の最大会派「スコットランド民族党」が率いる自治政府のもと、独立の機運が高まり、ことし9月に独立の是非を問う住民投票が行われる予定です。
キャメロン首相は7日、ロンドンで演説し、「イギリスは去年、ヨーロッパ諸国で最も多額の海外からの直接投資を集めた。安定が評価された証しだ」と述べ、イギリスにとどまることがスコットランドの利益にもつながると訴えました。
そのうえで、国の統一はイギリスが世界で重要な地位を保っていくために欠かせないと強調しました。これに対し、独立を目指すスコットランド自治政府のサモンド行政府首相は「キャメロン首相はまやかしの反対論を展開する前に、スコットランドの民意に反したさまざまな政策について謝罪すべきだ」と反論し、トップ同士の直接討論の呼びかけに応じないキャメロン首相を批判しました。
スコットランドで行われた最新の世論調査によりますと、住民投票で独立に賛成すると答えた人は30%余りなのに対し、反対は50%を超えていますが、投票行動をまだ決めていない人も多く予断を許さない情勢です。

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