<フィギュアスケート>現地メディアに“無視された”羽生結弦の好演技
■まだまだ羽生の扱いは“伏兵”
ロシアメディアの扱いとしては、羽生はまだ伏兵。ならば、それを逆手にとって最後に笑ってみせようではないか。
「(団体戦での演技は)すごい緊張したけど、感覚は良かった。ただ、全力は出したけど、まだまだ自分のマックスではない。個人戦に向けて反省をしながら、やっていきたい」
羽生も、調子のピークを男子シングルにもっていく手ごたえを口にしている。19歳の金メダルロード。実は、羽生をいらないプレッシャーから守ってくれるのは、彼が小さい頃からあこがれたプルシェンコという存在かもしれない。
(文責・矢内由美子/スポーツライター)
■羽生結弦(はにゅう・ゆずる)
1994年12月7日 生まれ。宮城県出身。身長171センチ、53キロ。今シーズンはグランプリファイナル、全日本選手権で優勝。早稲田大学在学中。