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「アフリカ資源を食い荒らす中国は植民地主義」動物行動学の先駆者が批判―仏メディア

配信日時:2014年2月10日 17時49分
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9日、動物行動学の先駆者として知られるジェーン・グドール氏は、中国のアフリカ進出について、「かつての植民地主義者のように、アフリカの富を略奪している」と批判した。写真は南アフリカ。
2014年2月9日、ラジオ・フランス・アンテルナショナル(中国語電子版)は、イギリスの動物行動学者・霊長類学者のジェーン・グドール氏が、中国のアフリカ進出について、「かつての植民地主義者のように、アフリカの富を略奪している」と批判したと伝えた。

ジェーン・グドール氏は、タンザニアで野生チンパンジー研究に長年従事。国連平和大使を務め、エリザベス2世から大英帝国勲章を贈られたことでも知られる。

南アフリカ・ヨハネスブルグ大学での学術会議に出席したジェーン・グドール氏は、中国がアフリカの天然資源を乱獲していることについて、「かつての植民地主義時代のヨーロッパ列強と同じやり方だ。自分たちの経済を成長させる代わりに、現地の人々を貧困に至らしめている」と強く批判。さらに「当時と違うのは、中国は人口が多く、技術も著しく発達しているため、状況がより劣悪化していることだ」と指摘した。

一方で、中国によるサイの角や象牙の不法取引が国際社会の圧力を受け改善されているとも指摘し、「中国はイメージ悪化を考慮しているのかもしれないが、根底からの意識改革であることを願っている」と述べた。(翻訳・編集/NY)
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