韓国のコミュニティーサイト「クルリアンネット」の掲示板に「マキシムコリアの表紙に関連する謝罪文が掲載されましたね」とのスレッドが立ち、韓国人ネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。
スレ主は、韓国の男性雑誌「MAXIM」が4日、公式ホームページに「2月号表紙に不特定多数の日本人に不快感を与え、傷つけるような文を含めたことについてお詫び申し上げます」との謝罪文を掲載したことを伝える記事を紹介した。
問題となったMAXIMの2014年2月号の表紙には、「日本女性とつきあう方法、被ばくした子ではなく」という見出しがあり、これが不適切な表現だと韓国内の読者から指摘を受けた。
MAXIM側は「該当記事は『日本のガールフレンドとつきあうこと』という名前の本を紹介する記事だった。 記事紹介文を刺激的に脚色する過程で度が過ぎた表現を取り除くことができなかった。心より反省し、傷ついた方々にお詫びする」と伝えた。
さらに「問題の文面は、該当図書の著者や図書紹介の記事を作成したエディターの意図とは 関係なく、表紙の文面を脚色するパートで過度なわい曲を犯した」と述べた。
また「最近繰り返される日本の竹島(韓国名:独島)関連の妄言や竹島紛争化(ICJ提訴)、安倍首相の靖国神社参拝、慰安婦問題などを意識して日本への非難と嘲笑を込めたが、誤った方向に行ってしまった」と説明した。
最後に「すべての文を細やかにチェックできなかった」として「韓国に友好的で竹島・歴史問題について正しい認識を持っておられる多くの日本人たちに再度謝罪する。愛情から叱責してくださった読者にも感謝の言葉を申し上げる」とした。
韓国のネットユーザーの反応は、「普段から愛読しているが、今回はやはりおかしいと思った。それでもきちんと謝罪文を掲載したことは良かった」、「よくやった。日本が憎いのは当然だという考えだが、日本の女性がどうとかいうことはいけない」、「文句なしにこれは間違っていた。申し訳ないと謝罪するのはいいこと」として、MAXIMの対応を評価するとの意見が多くみられた。
しかし、「非難と嘲笑を込めても、と考えることがすでにおかしいのでは。特定の事項について問題提起をするのであれば、正面から批判をすることが大切」との声もあった。
いずれにせよ、韓国側が「非を素直に認める」ことはこれまでになかなか見られなかったこと。今回の謝罪によって、お互いが草の根レベルから見直され、日韓の関係改善につながることを祈るばかりだ。(編集担当:李信恵)(イメージ写真提供:123RF)