中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > 競馬・ボート・競輪 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【競馬・ボート・競輪】

[競馬]トーセンスターダム無敗対決制す

2014年2月10日 紙面から

 「第54回きさらぎ賞」(GIII・9日・京都・芝1800メートル)は、中団を追走したトーセンスターダムが、逃げるバンドワゴンをゴール前外から差し切って2連勝対決を制し、デビュー3連勝、重賞初勝利を飾った。武豊騎手(44)はことしのJRA重賞初勝利、池江泰寿調教師(45)は早くも同重賞ことし4勝目を挙げた。3着はエイシンエルヴィンだった。

 クラシックの切符をがっちりつかんだ。トーセンスターダムがデビュー3連勝でクラシック戦線の主役候補に躍り出た。無敗馬の勝利は2001年アグネスゴールド以来4頭目。武豊は「いいレースができた。デビューの時から目標はダービーと思って乗ってきたし、馬がうまく応えてくれている。賞金を加算できて、クラシックの権利を取れて良かった」と納得の表情だ。

 完璧な手綱さばきだった。序盤は逃げ争いを冷静に見ながら、5番手で脚をためた。4コーナー手前から徐々に進出を開始。右ステッキを合図に力強い末脚を繰り出し、逃げたバンドワゴンをゴール寸前で頭差とらえた。

 池江師は「さすが天才・武豊やね」とうなった。「2着までに入り、ダービーへ向けて賞金を安泰にしたかった。勝ってくれて本当に良かった」と満点回答を出した人馬をたたえた。

 武豊は岡部元騎手に並ぶ、デビュー以来28年連続でJRA重賞勝利、さらに父・邦彦元騎手を超える、きさらぎ賞最多の6勝目。記録ずくめの勝利となった。

 今後、「皐月賞」(GI・4月20日・中山・芝2000メートル)を前に一戦挟むかは未定。鞍上は「まだゲートも悪いし、駐立もできていない。直線もふらふらしているから。人馬とも成長しないと」。素質は買っており、求めるレベルは高い。3歳初戦で重賞初制覇。昨年のキズナに続く自身6度目のダービー制覇へ一歩前進した。 (京都取材班)

 

この記事を印刷する

PR情報

Ads by Yahoo!リスティング広告



おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ