降雪のため、9日から11日に延期されたラグビートップリーグ・プレーオフ決勝、パナソニック−サントリーの出場登録メンバーが9日、あらためて発表された。ニュージーランド(NZ)から8日に帰国する強行日程のため、当初はリザーブの予定だったパナソニックのSH田中史朗(29)が先発に入った。
昨年からスーパーラグビーのハイランダーズ(NZ)でもプレーしている田中は、リーグ戦の神戸製鋼戦(1月11日)の後、2月22日のスーパーラグビー開幕戦準備のためNZへ。1日のプレーオフ準決勝・東芝戦に一時帰国して出場すると、再びNZへ戻り、今回の決勝に合わせて8日夕方に帰国となった。
当初は9日の決勝後、翌10日にNZへ戻る予定だったが、パナソニック首脳がハイランダーズ側と交渉し、11日までの滞在延長となった。さらに2日間の調整時間を取れたことで、田中は先発に繰り上げとなり、大雪による延期でベスト布陣が整った形だ。これが恵みの豪雪となるか。運も味方につけ、パナソニックがチーム名改称後初の優勝に挑む。 (大友信彦)
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