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陽岱鋼 トリプルスリー号砲先頭弾 下半身強化で9人目快挙へ

日本ハム練習試合  日本ハム5―1韓国KIA (2月9日  名護)

<日・韓国KIA>初回、左越えに先頭打者本塁打を放った陽
<日・韓国KIA>初回、左越えに先頭打者本塁打を放った陽岱鋼
Photo By スポニチ

 内角の直球に体が鋭く反応した。軸回転だけで打ち返した打球は高々と上がり左翼の芝生席で弾む。今キャンプ初の対外試合、韓国KIAとの練習試合(名護)。日本ハムの陽岱鋼(ヨウ・ダイカン)がいきなり先頭打者本塁打を放った。

 「風もあったけど、しっかりインコースをさばけた。バットにうまく乗せられましたね。今の状態はそんなに良くないけど、イメージ通りのバッティングができた」。1点を先制された直後の初回。先頭打者の一振りで同点に追いつければ、こんなに楽なことはない。3打数2安打2打点。4回1死二塁でも中前適時打を放ち、状況に応じた打撃も披露してみせた。

 今オフは下半身中心のトレーニングを行った成果で体重は5キロ増えて87キロとなった。一回り大きくなった下半身で打撃フォームも安定。ロングティーでも軽々と柵越えを放ち、飛距離が格段に伸びた。47盗塁で球団史上初の盗塁王に輝いた昨季は打率・282、18本塁打。本塁打数を増やすことができれば、02年の松井稼頭央(当時西武、現楽天)以来12年ぶりとなる史上9人目の「3割、30本、30盗塁」が見えてくる。陽岱鋼も「もちろんそれはでっかい目標。引退までに一度はやってみたい。その目標があるから頑張れる」とパワーアップを快挙達成につなげるつもりだ。

 栗山監督からは中田とともにチームの中心選手になるよう言われている。「僕たちもそういう年齢になっている。若い選手もたくさんいるし、翔と引っ張っていきたい」と陽岱鋼。キャンプ前の合同自主トレでも3年目の近藤に打撃指導をするなど自覚は十分にある。

 「長打力のある1番打者を目指すけど、自分の成績よりもやっぱり優勝したい」。リードオフマンがトリプルスリーの快挙に近づけば、チームのV奪回はおのずと見えてくる。

[ 2014年2月10日 05:30 ]

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