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棚橋初防衛 ライバル中邑に勝ち越し

<新日本:広島大会>◇9日◇広島サンプラザ

 IWGPインターコンチネンタル(IC)王者・棚橋弘至(37)が、前王者の中邑真輔(33)の挑戦を退け、初防衛に成功した。序盤から中邑の徹底した右肘攻めに苦戦。それでもスリングブレイドで流れを変えると、22分32秒、飛龍原爆固めで勝利した。王座を獲得した「1・4東京ドーム大会」の再戦を制し、ライバル中邑との通算対戦成績も7勝6敗1引き分けと、初めて勝ち越した。

 棚橋が勝利後のお約束「エアギター」を、広島の夜に鳴り響かせた。中邑のスライディング式、ダイビング式ボマイェを連続で浴びるなど、ピンチの連続。それでも、飛びつき腕ひしぎ十字固めをかわすと、中邑戦では06年以来となる飛龍原爆固めで、3カウントを奪い取った。05年の初対戦以来、対戦成績で初めてリードし、「これからは本当の意味で俺が追いかけられる立場」とベルトを握りしめた。

 会場は全席完売の超満員。03年4月にシングル初のタイトルU-30無差別級王座を獲得した思い出の場所を包んだ熱狂に、エースは心を揺さぶられた。「入門してこんなことは初めて。期待を胸にリングに上がりました」と実感を込めた。

 昨年10月、IWGPヘビー級王者となったオカダとの「決着戦」に敗れ、同ヘビー級戦線からの撤退を表明。IC王座を失えば新日本マットの中心からは離れざるを得ない。「これにすべてかけていきます」。

 大観声に後押しされ、棚橋が新たな防衛ロードをスタートさせた。【奥山将志】

 [2014年2月10日8時30分 紙面から]

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