永田が初戴冠 森嶋に伝家の宝刀
<ノア:後楽園大会>◇8日◇東京・後楽園ホール◇1700人
新日本の永田裕志(45)が8日、ノア後楽園大会でGHCヘビー級王座初戴冠を果たした。王者・森嶋猛(35)との対戦を19分1秒、岩石落とし固めで勝利した。新日本所属選手として通算11度目の挑戦で、初めて同王座奪取に成功。試合後には、KENTAから受けた挑戦表明を快諾。3月8日の有明大会(東京・有明コロシアム)での初防衛戦が決定的となった。
初挑戦から12年。「4度目の正直」で勝利をつかみ取った瞬間、永田は両拳を力強く握りしめた。ノアの至宝GHCベルトを受け取ると、声援とブーイングが交錯する会場ので、憎らしく、そして誇らしげに掲げて見せた。「雪の中、俺のために来てくれた新日本のファン、ありがとう。そしてすっげー悔しい思いをしているノアファン、ノア敗れたり!」。永田らしい表現で勝利の喜びを爆発させた。
序盤から森嶋のセコンドについた極悪軍団「超危暴軍」による試合介入に手を焼いた。勝負を決めに行ったエクスプロイダーは、カウント3寸前でレフェリーを場外に引きずり落とされるなど、不公平な戦いに苦しんだ。それでも心は折れず、最後は伝家の宝刀・岩石落とし固めで3カウントをつかみ取った。
02年に自身が秋山に挑んで以来、蝶野、棚橋、小島など新日本勢の挑戦は過去10回すべてで失敗。「連敗を止める」と覚悟を決めて臨んだ試合での勝利は、新日本ファンへささげるものだった。「新日本も苦しい時があった。そんな時期をファンの人に支えてもらったから今の盛り上がりがある。1つ恩返しができた」。00年代中盤、ノアの絶頂期に時を同じくして迎えた新日本の低迷期を知る男の言葉に実感がこもった。
「この永田裕志より強いと言えるやつがいれば、いつでもかかってこいゼァ!」。この日の東京の大雪を溶かすほど、45歳が熱く燃えていた。【奥山将志】
[2014年2月9日9時27分 紙面から]
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