相模原市立小5年の女児(11)が一時行方不明になった事件で、逮捕監禁などの容疑で逮捕された東京都町田市の会社員、高木伸夫容疑者(30)が「家族と別居している寂しさから女の子を自分の家に連れてきたいと思った」と動機を供述していることが9日、神奈川県警への取材で分かった。

 捜査関係者によると、高木容疑者は昨年11月ごろから妻や子供2人と別居していたといい、「昨年暮れごろから女の子をさらう計画をしていた」と供述。12月30日〜1月6日の間に、横浜市緑区や相模原市中央区で計2枚のナンバープレートを盗んでいた。

 女児を連れ去った1月11日は、盗んだナンバープレートを前後に取り付けた自分の車で午前9時ごろから同市周辺を探し回り、「人の少ない所で(女児を)偶然見つけた」とも供述。15日の解放時には、女児に強い口調で口止めをしていたという。