全長23メートルの踏切、高齢者が渡りきれずにはねられ死亡か 東京・足立
6日午後7時半ごろ、東京都足立区千住東の東武スカイツリーライン北千住ー牛田駅間にある踏切を横断していた女性が久喜発長津田行き急行電車(10両編成)にはねられた。
女性は全身を強く打ち、搬送先の病院で死亡。踏切は全長約23メートルで、女性は自転車を押し、足をひきずりながら歩いていたといい、警視庁千住署は女性が渡りきれずに電車にはねられたとみて詳しい事故原因などを調べている。
同署によると、死亡したのは近くに住む70代の女性とみられる。現場は線路が5本通っていて、カーブになっていた。電車の運転士は「女性は踏切を渡り終える直前で、非常ブレーキをかけたが間に合わなかった」などと説明しているという。
東武鉄道によると、この事故で、浅草〜北千住駅間と、東武動物公園〜久喜駅間が上下線とも最大で2時間遅れ、乗客数万人に影響が出た。