より軽く、薄く、パワフルになった『iPad Air』の完成度は高い
この秋、アップルが発表した2種類の新しい『iPad』。外観だけでなく、中身も大幅に進化した。はたして、第5世代の『iPad』は�倏磴き瓩覆里�？ チェックしてみよう。
◎『iPad Air』と『iPad mini』どっちを買うべきか？
アップルは、第5世代となる新しい『iPad』2機種を発表した。
『iPad Air』は従来と同じ9.7インチのRetinaディスプレイを搭載したモデル。厚さが20％薄くなり、重さは28％軽くなった（Wi-Fiモデル比）。価格は、16GBのWi-Fiモデルで2000円値上げしている。
もうひとつの『iPad mini』も従来と同じ7.9インチだが、新たに高精細なRetinaディスプレイを搭載。現行モデルから0.3mm厚くなり、重さもWi-Fiモデル比で23g重くなっている。価格は16GBのWi-Fi版で従来モデルより1万100円ほど高い。
いずれも『iPhone 5s』同様、64bitのアーキテクチャに対応したA7チップとM7モーションコプロセッサを採用しており、スペック的にはほぼ同じ。『iPad mini』はクロック周波数など非公表の部分もあるが、画面サイズや価格差を考えると『iPad Air』のほうがお得感があるかもしれない。
市場全体を見るとAndroidの攻勢が続いているが、アプリや周辺機器の完成度を見る限り、『iPad』優位の状況は続きそうだ。
発表会でアップルのティム・クックCEOは、同時に発表した新しい『Mac Pro』は製造と組み立てを米国で行なっているとして、初めて製造過程の動画を公開した。
アップル『iPad Air』
5万1800円〜（16GB・Wi-Fi版）、6万5800円〜（16GB・Wi-Fi＋Cellular版）
幅169.5×高さ240×厚さ7.5mm、重さ469g（Wi-Fi版）。ディスプレイ＝9.7型（2048×1536ピクセル）。プロセッサー＝A7チップ。メモリー容量＝16GB、32GB、64GB、128GB。バッテリー駆動時間＝Wi-Fi:最大10時間、Cellular:最大9時間。OS＝iOS 7。Wi-Fi＝IEEE802.11a/b/g/n（2.4GHz＆5GHz、MIMO）。Cellular＝3G、LTE（※日本国内はau、ソフトバンクから発売。11月1日時点）。カラー＝スペースグレー、シルバー。
■『iPad Air』と『iPad（第4世代）』（前モデル）の主な相違点
●鉛筆と同じ厚さに機能を凝縮
ほとんどの部品を1mm以下の単位で削ぎ落としたことで、前モデルから総容積で24％削減。厚さは約2mm薄くなり、重さは183gも軽くなった。
CPUは『iPhone 5s』と同じA7チップを内蔵。様々な処理能力が格段にアップしている。
■
●薄くなっても耐久性は確保 歴代『iPad』の中で最薄。前モデルから約2mm薄くなったものの、アルミニウム製のUnibody構造で耐久性は確保している。 | ●劇的に細くなった外枠 横2辺の枠の幅を狭くし全体の幅を縮めたことで同じサイズなのにスクリーンがこれまでより大きく見えるようになった。 |
●グラフィックの性能は72倍に ダイナミックでパワフルなアプリが使えるようになり、高度なグラフィックやビジュアルエフェクトも体験可能になった。 | ●演算処理の性能が約8倍アップ 新たに「A7」チップを搭載し、デスクトップクラスの64bitアーキテクチャに対応。高速処理を可能にした。 |
●仕事に使えるアプリ「Pages」「Numbers」「Keynote」が無料で
報告書や履歴書、文書が簡単に作れる文書作成アプリ「Pages」、様々なテンプレートから自由にスプレッドシートが作れる表計算アプリ「Numbers」、プレゼン用アプリ「Keynote」も無料で使える。
革製の『Smart Case』は9400円で計6色。ポリウレタン製の『Smart Cover』は4080円で計6色用意されている。
アップル『iPad mini Retinaディスプレイモデル』
4万1900円〜（16GB・Wi-Fi版）、5万5800円〜（16GB・Wi-Fi＋Cellular版）
幅134.7×高さ200×厚さ7.5mm、重さ331g（Wi-Fi版）。ディスプレイ＝7.9型（2048×1536ピクセル）。プロセッサー＝A7チップ。メモリー容量＝16GB、32GB、64GB、128GB。バッテリー駆動時間＝Wi-Fi:最大10時間、Cellular:最大9時間。OS＝iOS 7。Wi-Fi＝IEEE802.11a/b/g/n（2.4GHz＆5GHz、MIMO）。Cellular＝3G、LTE（※日本国内はau、ソフトバンクから発売。11月1日時点）。カラー＝スペースグレー、シルバー。
●解像度は前モデルの4倍に
サイズは7.9インチと前モデルと同じだが、解像度はハイビジョンテレビより100万も多い310万以上のピクセル数となるRetinaディスプレイを搭載。競合するすべてのタブレットの中で最高の画素密度を誇る。
●わずか331g。片手で持てる軽さ
実は前モデルから厚さは0.3mm増し少し重くなっている。とはいえ十分片手で持てるサイズだ。
■
新たに「A7」チップを搭載したことでよりパワフルに動作するようになったが、バッテリーは前モデル同様、約10時間持続する。 | 今回発表されたすべてのMac、iOS機器でiPhoto、iMovie、GarageBand、Pages、Numbers、Keynoteの6つのアプリが無料で使えるようになった。 |
革製の『Smart Case』は8100円で全6色。ポリウレタン製の『Smart Cover』は4080円で全6色用意されている。
■
問い合わせ先／アップル 0120・993993
コメントを読む(1)
コメント機能について