核のごみ:宙に浮くプルトニウム 推進派にも重荷

毎日新聞 2014年02月02日 09時35分(最終更新 02月02日 10時27分)

「東京都知事選候補者ネット討論」に臨む(左から)宇都宮健児氏、田母神俊雄氏、舛添要一氏、細川護熙氏=東京都中央区で2014年2月1日、西本勝撮影
「東京都知事選候補者ネット討論」に臨む(左から)宇都宮健児氏、田母神俊雄氏、舛添要一氏、細川護熙氏=東京都中央区で2014年2月1日、西本勝撮影

 使用済み核燃料をそのまま処分する選択肢はある。しかし、国内の使用済み核燃料1万7000トンのうち2900トンを受け入れている青森県は、再処理をせず「ごみ」となるならば、各電力会社に引き取りを求める方針だ。結果的に最終処分場となりかねないためだ。各原発の保管場所に余裕はなく、満杯になれば稼働は止めざるを得ない。

 再処理工場の稼働準備を進める日本原燃の川井吉彦社長は1月31日の記者会見で都知事選について問われ「核燃サイクルは当然継続していく」と語った。

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