旧陸軍機「航空遺産」認定も/十和田(2014/02/03 14:19)
「重要航空遺産」認定の可能性が指摘されている一式双発高等練習機。公開から1年以上が過ぎた今も来館者の関心を集める=1月19日、三沢市の青森県立三沢航空科学館
 2012年9月、十和田湖底から69年の歳月を経て引き揚げられ、三沢市の青森県立三沢航空科学館に展示中の旧陸軍機「一式双発高等練習機」が、日本航空協会(東京)の「重要航空遺産」に認定される可能性が高まっている。汎用(はんよう)性と故障の少なさから傑作機として知られ、原形に近い状態では唯一の現存例。認定されれば東北初となる。
 ■一式双発高等練習機
 旧陸軍の指示を受けて立川飛行機が製造した双発機。1940年初飛行、41年正式採用。通信、射撃、爆撃、写真撮影など多用途に対応し、製造数は1342機に上る。十和田湖底から引き揚げられた機体は43年9月、能代飛行場(秋田県)から高館飛行場(八戸市)に向かう途中に墜落した。全長11・9メートル、全幅17・9メートル、乗員5〜9人。
 
【写真説明】
「重要航空遺産」認定の可能性が指摘されている一式双発高等練習機。公開から1年以上が過ぎた今も来館者の関心を集める=1月19日、三沢市の青森県立三沢航空科学館

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