◇新日本プロレス IWGPインターコンチネンタル選手権
▽9日▽広島サンプラザ▽観衆5040人(超満員札止め)
棚橋弘至(37)が宿敵・中邑真輔(33)を返り討ちにし、初防衛に成功した。得意のハイフライフロー(ダイビング・ボディープレス)からドラゴンスープレックスホールドで22分32秒で完勝。ライバル対決第2章に終止符を打った。
棚橋に白いベルトが似合ってきた。中邑との2年4カ月ぶりの一騎打ちとして注目された1月4日の東京ドーム決戦で勝ち、第7代王者になった。この日は中盤まで中邑の膝蹴りに押されっぱなしだったが、相手の攻め疲れを待って反攻開始。本来の決め技であるハイフライフローは返されたが、若手時代から得意にしてきた古典的な大技で、最強のライバルを仕留めた。
棚橋といえばIWGPヘビー級王者のイメージが強かったが、「ベルトの色が黒(ヘビー級)か白か、今の俺には大きな問題じゃない」ときっぱり。あくまで最終目標はヘビー級王座だが、今年はインター王座を自分の色に染めることを課題にしている。1カ月あまりの間に中邑に連勝し、新日本の主役の座も守った。 (大西洋和)
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