2014年02月08日

蒲田と蒲田と雪と地元

/麺料理しんでぃ@蒲田にて絡めそば/横濱ラーメン濱壱@蒲田にてからいらーめん/

 雪か。
 ここ神奈川でも年に何度か降るので、それがどうした的は話であるけど、いつの日かこの日記を読み返すことがあるだろうから、ここに記しておく。
 女房の買い出しを手伝ってから蒲田へ。

 と言うことで、通りがかりで気になっていた麺料理しんでぃ@蒲田へ。
 どんな店かなとネットを検索すると以前は近くで間借り営業されていたようですが、今はカラオケ居酒屋の間借りされて昼のみ営業されています。

 世の中には昼間しか営業しないラーメン屋さんは数多くあるので、ここでしばらく営業を続けられるのでしょう。
 塩分や脂質に配慮した創作ラーメン専門店と言うことで、偶数日は絡めそば(汁なし)、奇数日は和そば(汁なし)、5の倍数の日は洋そば(ラーメン)、と日替わりメニュー。
 ちなみに木曜日は定休日です。
 「間借り営業だから、すぐに座って口頭注文」の体で店内に入ると、すぐ右手に大きな券売機、しかも辺りが暗くてよく見えません。
 立ち止まってじっくりみてスタンダードメニューのボタンを探して(券売機左上の法則にはセットメニューが並んでいます)、って、居酒屋メニューも券売機で食券を買うんだ。

 券売機の下の方にはカクテル500円、おつまみ250円、おつまみ500円、1000円分のチケットなどが並んでいて、別メニューを見て下さいとあります。
 カラオケ居酒屋というお店に行ったことがないので分からないけど、想像するに、ビールをお代わりする毎に、つまみを追加する度に、席を立って食券を買うんだ。
 店内はピンク色の大理石テーブルが3卓、カウンターが2席、カウンター席にはラーメンを食べ終わったお客さんがのんびりとテレビを見ていました。
 お冷やはセルフなので音を出さないようにテーブルに置きましたが、ラーメンドンブリは店員さんがガチャッと置きました。

 絡めそば750円、偶数日はこのメニューのみの販売です。
 そのまま食べるのも変だなと全体を絡めてから頂きます。
 どこまで薄味に出来るのかに挑んだような薄味のラーメン(和えそば)、だからといって畑の野菜をそのまま食べるのとは違います。
 私程度の食べ歩き経験では上手く味の表現が出来ないので、サイコロチャーシュー、刻み玉ねぎ、青梗菜、ハーブ、貝割れ大根の味が渾然一体となった味とお考え下さい。

 大きな板海苔が3枚もささっていて、パリパリとして美味しいのですが、この料理への必然性が分かりません。
 極細麺はタレとトッピングと渾然一体となっていて、感覚的には1分で食べてしまった感じです。
 こんな創作的なラーメンを創った店主さんはずっと厨房に閉じこもっていて顔を出すことがありませんでした。
 食べに来るお客さんとか食べた後の感想とか気にならないのかな、気になると思うのは私の食べ歩きの経験値が低いからだな。

 お昼は横濱ラーメン濱壱@蒲田、「横浜ラーメン」と「横浜家系ラーメン」とは違うと思うのですが、ネット情報の殆どが「横浜家系ラーメン」としてこの店を認識されているようです。
 違うと思っているのは私だけで、同一視するのが一般的なのかな。
 店内に入るとカウンターのみで4席と8席の12席、数人のお客さんがラーメンを食べたりテレビを見たりしています。
 そのまま真っ直ぐ空いている席に向かってしまいそうなところを、右手の券売機に向かいます。

 メニューはらーめん、魚介豚骨らーめん、からいらーめん、各々のつけ麺で全部で6種類、それ以外に味噌らーめんと油そばが用意されています。
 滑りやすい足元に気を付けながら店内一番奥の席へ、厨房の店員さんに食券を渡しながら「一番辛くして下さい」とお願いします。
 そう声を掛けると「かなり辛いけど大丈夫ですか」とか「初めての方はお断りしています」とか様々なリアクションがありますが、「はい、一番辛くね」とたどたどしい日本語で返事されました。

 程なくしてからいらーめん650円、普通が0.5、中辛、大辛とレベルアップして一番辛い超辛は10と表記されています。
 後ずさりするほど真っ赤な麺相、まあ、死ぬことはないだろうし、ラーメン食べて死ぬなら本望、と真っ白なレンゲでスープを飲んでみると、程々の辛さ。
 初訪問だから「一番辛くして下さい」とお願いしたけど、加減してくれたんだろうと推測、二口、三口と飲んでみると豚骨、鶏ガラ、野菜出汁の味わいが中々いい感じです。

 全体に散らされたゴマが風味を添えていて、この店が長く営業されている理由が分かった気がします。
 中太麺はやや固めに茹で上げられていてスープによく合います、製麺所はどこだろうか。
 トッピングのチャーシュー、ゆでほうれん草、板海苔2枚(家系ラーメンなら絶対に3枚)、と辛いスープに合わせていただきます。
 スルッと食べてしまってご馳走様でした。

 その後、現場で仕事。
 仕事が終わったのは20時過ぎで、大雪だからこのまま会社に泊まるかとも考えたけど、子供達の送り迎えがあるかも知れないから帰ることにしました。
 駅に着いたら真っ白、京浜東北線はかなり間引き運転されているみたいで、30分ほど待って乗車。
 横浜から海老名へ出たまでは良かったけど、小田急線は伊勢原と鶴巻温泉間が強風で運行中止。
 とりあえず伊勢原まで行ってなんとか考えるかと向かいます。

 伊勢原駅には運転再開を待つお客さんで溢れかえっていて、いつか強風も収まるだろうと駅近くに居酒屋で飲みながら待つかと散策していると、電車が動くという。
 30分ほど待って発車、3時間遅れて最寄り駅に到着。

 このまま帰るのもなんなので、大手チェーン店系居酒屋へ。
 年に一度くらい一人でふらっと立ち寄るので、カウンター席は知っていて、おっ、珍しく先客がいるなと思ったら何と女性客。

 女性だって大手チェーン店系居酒屋で一人でゆっくり飲みたい時もあるでしょう。
 ちらっと顔を見たら自分の好みからかなり外れていたので、一番遠い席に座ってその後一切視線は合わせず。

 刺身の盛り合わせはちょうど良いのがなかったけど、単品メニューも見当たらなかったので。
 合わせたかった日本酒は澤乃井、売り切れていたので初孫、熱燗でお願いしたのですがぬる燗で。

 一品ずつ頼むのが面倒なので焼き鳥の盛り合わせ、焼き方を聞かれたので塩焼きで。
 つくね、手羽先、正肉2本、なんこつなどの盛り合わせ、これは美味しかったなあ。

 続けて若鶏の唐揚げ、これは絶品、なんでこんなに美味しいのと思うほど。
 熱燗がなくなったのでやかん酒、店員さんにどんなお酒ですかと聞くと、
 日本の高度成長期を裏の裏から支えたお酒、色々な時代に思い馳せて、乾杯。

posted by ふらわ at 00:00| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
食べ歩きの経験を重ねてると、ハズレくじを引くこともありますよね(^_^;)
ドンマイです。
Posted by くまきち at 2014年02月09日 22:16
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