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【大相撲】

元把瑠都 エストニア議員立候補 政界の横綱になる

2014年2月9日 紙面から

元大関把瑠都(中)にはさみを入れる亀田興毅(右)=両国国技館で(岸本隆撮影)

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 将来は大統領に−。元大関把瑠都のカイド・ホーベルソンさん(29)が、母国エストニアの国会議員に立候補する。8日に東京・両国国技館で断髪式を終えたホーベルソンさんは「第二の人生で横綱を目指したい。日本とエストニアの懸け橋になって頑張りたい」と夢を語った。大相撲から国会議員へ転身した例として元小結旭道山、モンゴル出身の元小結旭鷲山がいる。

 大相撲で果たせなかった「横綱」という夢。将来は大統領となって果たすべく、ホーベルソンさんはまず、来年のエストニア国会(一院制)選挙に立候補する。

 断髪式後のパーティーで、日本エストニア友好議員連盟のメンバーで日本維新の会の河野正美衆議院議員は「去年の暮れに(ホーベルソンさんと)会い、そのとき(エストニア国会)議員に立候補したいということだった。彼が当選できれば、議員間の外交をしていきたい。国の宝として期待しています」と語った。

 現役時代から母国の実家で牧場の経営や、ゲストハウスを経営しているが、本当にやりたいことは決まっている。「日本とエストニアの懸け橋になりたい。いいことをしたい」。行き着いた結論が政治家だった。

 その考えに賛同したのが、ホーベルソンさんが現役時代は「次の横綱は把瑠都関」と言い続けてきた横綱白鵬だった。「国会議員になれば国を背負うことになります。日本で大関になり、ここまで伸びて、文化の中で成長した。それを自分の国に帰ってさらに成長させることはありがたいこと。相撲が国際的になると信じてますし、把瑠都関を応援したい。入ったころの気持ちを思い出して、横綱(大統領)を目指してほしい」とエールを送っていた。 (岸本隆)

 

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