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【グラニュース】


闘莉王、怒声 何やってんだ!

2014年2月9日 紙面から

 【チェンマイ(タイ)木村尚公】名古屋グランパスは8日、当地で今季初の対外試合となる練習試合でチャイナートFC戦(45分×3本)に臨み、2−1で辛勝。主力組で臨んだ1、2本目まではシュート数わずか3本で得点はセットプレーからの1点のみ。昨季タイ1部リーグで10位の相手に、攻撃面の不安がのぞいた。

 グラウンド脇で放牧された牛の一団が草をはむのどかな空気とは裏腹に、ピッチ上ではグランパスのDF闘莉王主将がチームメートに絶えず怒声を発していた。「何やってる」「もっとボールを運べ」。主力組の90分間、“格下”相手にほとんどいいところを見せられなかった。

 1本目で放ったシュートは闘莉王がオーバーラップから強引に狙ったミドル1本のみ。守備ブロックの外側でパスをつなげるだけで、連動性のある攻撃やリスクを負ったパスが少なかった。

 西野朗監督(58)は「1本目は(内容が)ない。ゴール前での動き出しが少ない。流動性もない」と断じた。キャンプ前には「シュートが少ない。チャレンジし、フィニッシュすることを意識しないといけない」と話していた。その通りの課題が浮き彫りになった。

 永井と松田の両FWを投入した2本目こそカウンターで攻める場面が増えた。それでも、奪った得点がセットプレーから練習生のDF大武のヘディングで挙げた1点だけでは寂しすぎる。

 逆に3本目で登場した若手中心の控え組は、MF望月がミドルシュートを沈めるなど躍動感あるサッカーを繰り広げた。ベテランFW玉田も「3本目は本当に良かったね」とうなるほどの好内容。それだけに、主力組の物足りなさは際立つ。

 キャンプ半ばで疲労は蓄積している。MFヘジスが右太ももを痛めて退場するアクシデントもあった。現時点で悲観する必要はないが、開幕まで3週間しかないのも事実。

 GK楢崎は「今日より明日という意識でやらないと」と気を引き締めていた。

 

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