都心で積雪27センチ 記録的大雪2月9日 0時02分
発達中の低気圧の影響で、関東甲信地方で記録的な大雪となり、東京の都心では積雪が27センチに達しました。
関東甲信の雪は次第に弱まっていますが東北の太平洋側では9日も雪が降り続き風の強い状態が続く見込みで、気象庁は路面の凍結や交通への影響に十分注意するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、発達中の低気圧の影響で、8日から太平洋側を中心に雪が降り続き関東甲信地方では記録的な大雪となっています。
8日午後11時の積雪は、▽千葉市で31センチと昭和41年に観測を始めてから最も多くなったほか、▽東京の都心で27センチと20年ぶりに20センチを超えました。
このほか▽長野県松本市で48センチ、▽甲府市と埼玉県熊谷市で43センチ、▽前橋市で31センチ、▽福島市で28センチ、▽仙台市で23センチなどとなっています。
また風が強まっていて、8日午後11時前に▽千葉県銚子市で35.5メートルの最大瞬間風速を観測したほか▽午後10時すぎに水戸市で21.5メートル、▽東京の都心で19.6メートルの最大瞬間風速を観測しました。
低気圧は発達しながら三陸沖に進んでいるため、関東甲信では雪は次第に弱まっていますが、東北の太平洋側では9日夜にかけて雪が降り続く見込みです。
9日夕方までに降る雪の量はいずれも多いところで東北の太平洋側の山沿いで50センチ、東北の太平洋側北部の平地で40センチ太平洋側南部の平地で30センチと予想されています。
また、風の強い状態は関東では朝にかけて東北では9日夜にかけて続く見通しで、▽最大風速は関東の陸上で25メートル、東北の陸上で15メートル、▽最大瞬間風速は30メートルから35メートルに達すると予想されています。
東海と関東、それに東北の太平洋沿岸は大しけになる見込みです。
東日本や北日本では朝は冷え込むため、気象庁は路面の凍結や吹雪による交通への影響に十分注意するよう呼びかけています。
また、記録的な大雪となった関東地方では日中は晴れて気温が10度前後まで上がる見込みで、屋根からの落雪にも十分注意するよう呼びかけています。
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