橋下共同代表:「衆院の公明選挙区で出馬準備」

毎日新聞 2014年02月08日 12時51分(最終更新 02月08日 13時14分)

 日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)は8日、公明党が議席を持つ衆院小選挙区に、「いざという時は僕と松井一郎大阪府知事(維新幹事長)らで、立候補を考えて準備していかないといけない」と発言した。自らの国政進出の意思を明言したのは初めてだが、持論の大阪都構想に慎重な公明を挑発する狙いとみられる。

 この日大阪市内で開講した「維新政治塾」のあいさつで発言した。大阪府内4選挙区を念頭に「『常勝関西』と言われてきた公明の流れを断ち切る。死ぬまで公明の選挙区に出続ける」とも述べた。

 維新と公明は2012年衆院選で選挙協力し、大阪市政でも協力関係を築いていたが、都構想の議論を巡り決裂した。【熊谷豪】

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