中国残留邦人:理解求め仙台でシンポジウム
毎日新聞 2014年02月08日 21時05分
終戦時の混乱に巻き込まれて中国に残された日本人の現状などを考える「中国残留邦人等への理解を深めるシンポジウム」(厚生労働省主催)が8日、仙台市内であった。中国残留孤児の母親の苦悩を描いた劇や、日本の東北地方で暮らす中国からの帰国者らによるパネルディスカッションが行われた。
帰国者などを含む約400人が来場。帰国者4人と毎日新聞社の岸井成格特別編集委員が、中国残留邦人の高齢化や今後の支援のあり方について話し合った。「帰国者それぞれに合った就業訓練が大切」「日本語が話せず、孤独になりがちな帰国者の精神的なサポートが必要だ」との意見が出た。【近藤綾加】