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米国務長官、岸田外相との会談で日本の防衛にコミット示す

2014年 02月 8日 09:32 JST
 
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[ワシントン 7日 ロイター] -ケリー米国務長官は7日、ワシントンを訪れている岸田文雄外相と会談し、日本の防衛、およびアジア太平洋地域の安定に対するコミットメントを確認した。

ケリー国務長官は会談後、「米国が同盟国である日本と条約の順守にこれまでになくコミットし続けていることを強調した」とし、「これには東シナ海の情勢も含まれる」と述べた。

その上で、中国が東シナ海上空に設定した防空識別圏(ADIZ)について、米国は「これを承認もしていないし、容認もしていない」と述べた。

また、「米国は、アジア太平洋地域の繁栄と安定を維持することに深くコミットしている」との立場も表明。同国務長官は来週、アジア歴訪の一環として中国を訪問する。

ケリー国務長官は、安倍晋三首相が前年末に東京の靖国神社を参拝したことについては直接言及しなかった。

岸田外相はケリー国務長官との共同記者会見で、韓国との間に難しい問題が存在しているとの認識を示した上で、同国は日本の重要な近隣国であるため、協力関係の構築に向け粘り強く努力していきたいとの考えを示した。

日米外相はまた、環太平洋連携協定(TPP)の重要性を再確認。オバマ大統領は4月にアジア歴訪を予定しているが、そのころまでには交渉妥結を望むとしている。

岸田外相はオバマ大統領のアジア歴訪に合わせ、日本を公式訪問するよう要請していることも伝えた。

 
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